社会保険労士試験対策にも対応

呼吸器疾患による障害B結核菌の発見〜貧困対策の重要性

前回は、肺結核の症状と国民年金・厚生年金保険 障害認定基準 第10節 呼吸器疾患による障害の肺結核の認定要領を確認していきました。今回は、結核菌のを検出する検査についてみていきます。結核菌を検出する検査結果は診断書の「結核菌検査成績」の欄に記載する際に必要となります。

 

結核菌は誰が発見したのか?

 

結核菌のを検出する検査をみていく前に、そもそも結核菌を発見したのは誰であったのでしょうか?

 

結核菌は1882年にドイツの細菌学者コッホにより発見されました。19世紀のヨーロッパというのは、人口の増加が進み、また不衛生であったためコレラなど感染症が流行しました。そんな時代、病原菌を特定して治療法を確立する必要が生じました。そこで、コッホは細菌の純粋培養に成功し、1882年に結核菌の発見に至ります。

 

現在では、結核菌のを検出する検査として、@塗抹検査A培養検査B核酸増幅法検査が挙げられます。

 

結核で障害年金の請求をする際に提出する診断書には@塗抹検査とA培養検査の記載欄があります。

 

塗抹検査により検出された喀痰中の結核菌の量を表した数字をガフキー号数で表します。 出典 新 結核用語辞典

 

ただ、塗抹検査培養検査は時間がかかります。しかし、、最近では、核酸増幅法検査で少ない量の菌であっても数時間で検出できるようになりました。

 

結核の治療は化学療法がメイン

 

障害年金認定要領をみると肺結核の3級の障害状態に、「抗結核剤による化学療法を施行しているもの」との記載があります。それは、少なくとも2剤以上の抗結核剤により、積極的な化学療法を施行しているものをいいます。

 

3〜4種類の薬剤を併用することにより約6ヶ月ぼど服用します。〜*結核医療の基準(厚生労働省平成21年改訂)

 

結核医療費公費負担制度

 

最近では、薬を飲むことにより結核も治るようになってきましたが、早期に治療しなかったり、薬をしっかり飲まないと死亡することもあります。いまだに国として重要な対策を要する疾病です。長期に渡る治療のため、治療費も高額になります。

 

結核医療費公費負担制度により患者負担は結核医療費の5パーセントです。手続きは医療機関で代行してくれます。

 

結核の予防に向けて

 

結核の予防にはBCGワクチンの接種や健康診断等ありますが、ひとりひとりが普段からできることは、やはり免疫を低下させない生活ではないかと思います。自分の体のことを考えた食事、睡眠などが必要なのではないでしょうか。
また、社会的経済弱者(ホームレスの方等)の発病も少なくありません。 参考 大塚製薬
世界各国の結核羅患率もカンボジア、フィリピン、インドなどのアジア諸国が目立っています。 出典 WHO GlobalTubercurosis Report2013

 

まず、ひとりひとりが健康に関心を持って生活することが大切だと感じます。